岡山労災病院の医師らの臨床試験で、胸膜中皮腫が進行した患者に、がん免疫治療薬「オプジーボ」と抗がん剤2種類を投与したところ、半年以内に18人中14人のがん細胞を3割以上減らす効果があったことを確認したとのことである。
胸膜中皮腫はアスベストが原因のがんで、診断後の生存期間の中央値は7.9か月。私が担当しているアスベスト訴訟でも、中皮腫でお亡くなりになった被災者の事例を多く見かけた。
臨床試験が進んで、治療の効果が向上し、生存期間が少しでも長くなることに期待したい。
参考記事 胸膜中皮腫にオプジーボ効果 岡山労災病院・藤本部長ら確認(山陽新聞10月18日朝刊)