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フィルターバブル

 先日、新聞で「フィルターバブル」に関する紹介記事を読んだ。

 

 フィルターバブルとは、インターネットやSNSを使う際、自分の好みに合った情報ばかりに囲まれてしまう現象を言う。検索や閲覧履歴、SNS情報から、利用者が見たくない情報が「フィルター」で取り除かれ、まるで「バブル(泡)」の中にいるように同じ考え方や価値観の情報のみに包まれるので、このような呼び名が付いている。

 自分の考えに合う情報ばかり見ていると、それが「常識」と錯覚してしまう恐れがある。社会の分断を生む一因とも言われる。

 防ぐ方法として、この記事では、①検索サイトで検索や閲覧履歴を残さない設定に変更すること(「シークレットモード」「プライベートモード」)②時にはスマホやパソコンから目を離し、多様な情報や意見にバランスよく接すること,を挙げていた。

 

 おそらく、ネットに限らず、意識的に自らとは異なる考え方や意見に触れるようにしなければ、どうしてもフィルターバブルに陥るのであろう。自分自身も含め、一人一人が注意しないといけないと思う。