カテゴリ:死刑廃止



書評 · 2022/08/11
 芥川賞作家である著者が、死刑廃止について講演した記録をまとめた著作。2022年6月発行、岩波書店。  かつて死刑やむなしと考えていた筆者が、なぜ死刑廃止の考えに変わったのかが、わかりやすく書かれていた。  そして、繰り返し「被害者のケア」を強調していることが印象に残った。  120頁ほどで、講演録なので文体も読みやすい。...